Top >> 糖尿病と糖質制限 >>  山川式食事療法 これもまたマイルドな糖質制限食なのです。

山川式食事療法 これもまたマイルドな糖質制限食なのです。


先日から書いている影浦式食事療法ですが、食品成分表に従って計算してみるとどうやら現代の日本糖尿病学会が否定する「厳しい糖質制限食」の範疇にほぼ入ることがわかりました。

そのほかにはどのような食事療法が東大内科の先生たちによってかつて提唱されたかと見てみるに、やはり精神科医師Aさんから提供された文献で「山川式食事療法」というものがあったのでご紹介いたします(山川式食事療法 斉藤達雄 Diabetes Journal Vol.2 No.3 1974)。

まず、その食事療法の内容を具体的に紹介しましょう。


***
山川教授提唱の糖尿病食事療法の原則は次の如くである。以下は,ほぼ山川先生の述べられたものを,そのまま転載させていただいたようなものである(当時の食餌を食事などと改めた)。

1.軽症と重症とを問わず,治療の初めから表1の如き標準食事を与える。体重によって多少の差をつけてもよいが一律にこの量でも大体十分である。

山川式食事図1.png
含水炭素は主として米飯として用いる。およそ3食2椀に相当する。蛋白は魚肉,獣肉,鶏卵その他植物性蛋自である。脂肪はこの少量では大体食品中に自然に存在する量に近い。しかし日本人の普通食事としては,脂肪を特に加えぬだけで,格別制限という感はない。
この標準食事をやって,週日,十数日,尿糖を測定する。糖は当然著明に出る。血糖は研究の目的には別だが,治療の目的には必要でない.
***

山川式食事療法では表1に示したように、炊き上がりのご飯300~350gの糖質を与えています。

含まれる糖質量は111g~130gですから、これもマイルドな糖質制限となります(山田悟先生の提案される糖質制限量の上限付近ですね)。

だとしても、これだけの糖質を尿糖が出ているような糖尿病患者さんに摂取させると危険な感じがするのですが、以下のごとく説明されています。

***
2.上述の如くこの標準食事は通例患者の忍容力をはるかに越えている。したがって血糖も高く尿糖も多量に出るが差支えないから黙殺してそのまま継続する。かくの如くして週日,旬日の間,毎日の尿糖を測定するときは,大体2型に別れる.
第1型,すなわち日をおって尿糖量が減じてくるものと,第2型,すなわちほとんど増減なく一定なるものとである.しかし旧来信ぜられたように,忍容力を越えた故に漸次糖尿が増悪するような例は通例認められない.
***

う~ん、なんか違うような気がするんですが・・・。


ここで山川式の総摂取カロリーを計算してみましょう。

ご飯から摂取できるカロリーは504kcal~588kcalです。

タンパク質や脂質摂取が記載通りだとすればタンパク質系のおかずで320kcal~400kcal、脂質系のおかずで270kcal~360kcalということになります。

総摂取カロリーは1094kcal~1348kcalということで、かなり厳しい範疇のカロリー制限ということになります。


つまり、山川式食事療法における「標準食」というのは「厳しいカロリー制限、かつ、マイルドな糖質制限食」ということがわかります。

なるほど、それなら悪い食事ではないかもしれませんね。

こういう食事がどのような効果を生み出すのかについてこの文献でもやはりグラフを用いて記してあります。



症例1(模式的)

***
山川式症例1型.png

3.第1型は(図1)含炭豊富,脂肪制限の標準食によって,忍容力が向上し,新陳代謝位相が改善せられたもので,患者従前の食事が不節制に多量であったか,または蛋白,脂肪の厳重食であったものが,この食事によっていわゆる治療食事の効を奏することになったものである.
この種の病型はPorges und Adlersbergの原理を支持すると同時に, Brentanoの原理にも適合する。すなわち治療の初期にあたって忍容力を超越し,含炭の収支差陽性の範囲内において,多量の含炭を与えることによって,忍容力の向上を得たからである。
***


山川式食事療法として「糖質をしっかり食べさせただけで尿糖が減り、病態が改善した」とするものです。

山川式食事療法を始める前の患者さんは「厳重食」という名の糖質制限食を食べていた、そこに「山川式食事療法」を施すと、最初に尿糖がドバっと出てくる、でも、山川式を続けると尿糖の量は次第に下がってくる。

だから、「糖質制限食(厳重食)をしている患者の糖質代謝能力は低い」のだけれども、「毎日、コンスタントに糖質負荷をかけることで、糖代謝能が改善してくる」というふうに考えています。


ですが、実際はこの「山川式食事療法」が厳しいカロリー制限であり、糖質負荷量も一日あたり111g~130gというマイルドな糖質制限の量であることは上に書いたとおりです。

おそらく、「厳しいカロリー制限が奏功する患者さん」はこれで治るように見えるのですね。

かなり厳しいカロリー制限とマイルドな糖質制限の継続が良い結果を生み出したのに、それを「糖代謝能が改善した」と、勘違いしてしまっているということになるのだと思われます。


実際、この文献の執筆者である斉藤先生は後半で以下のように書かれています。

***
因みに,先生はこの食事療法を,含炭豊富・脂肪制限食という名のもとに提唱されたが,その内容は,決して含水炭素を過剰に与えるという意味ではなく,その当時の厳重食事に比して,十分な量の合水炭素を与えるのであるという意味で,この名前をつけられたものであることはもちろんである。
***

マイルドな糖質制限であることを山川先生自身、認めていらっしゃるわけです。

現代の「糖質摂取信望者」の皆さんに元の文献を是非よく読んでいただきたいものですね、特に「糖質で70%のカロリー取らなきゃダメだ」と考えられているような方々、インスリン発見後の1930年代にそんな治療が施されていたわけではないことをご確認ください。



さて、症例報告(模式的)に戻りましょう。

次は、症例2です。

***
山川式症例2型.png

4.第2型は(図2)標準食事によって,代謝位相の改善が認められず,少なくも10日前後の観察の間に,尿糖量の減少をきたさないものである.通例やや重症で,過血糖も尿糖も,高い種類である。
この病型にはインシュリン治療を行なう。すなわちインシェリンの適量を食前30分頃に分三して注射する.もし朝食後の糖排出が大であれば,ちょうど分三でなく朝食に偏してもよい。尿糖少量なときはlgに対し大体インシュリン1単位の割合であるが,尿糖極めて多量なときは,諸家のすでに経験せる如く,インシェリンの効果顕著でいわゆるインシェリンの当量(1単位のインシュリンが抑制しうる尿糖のg量)が大である故に,100g以上の糖排出あるときは,通常60単位を以って治療を開始する_初日から無糖にならなくとも,これを連用すれば通例数日後に無糖に近くなる。
すなわち,かくの如くインシュリンを連用して標準食事を継続する間に,新陳代謝位相は漸次改善せられて,そのためにインシュリン量を漸次減少しても,無糖状態に変わりはないものであるが,その際尿糖が減ずる割合には,インシュリンの減量が比例せぬことがある。
***


このことはつまり、糖質負荷(実際はマイルドな糖質制限+厳しいカロリー制限)をかけても尿糖排出が減らない、つまり「糖代謝能」が改善しない患者さんがいることをお認めなわけです。

そしてそういう患者さんに何をしたかといえば、影浦式と同じですね

糖質摂取食(実はマイルドな糖質制限と厳しいカロリー制限)で糖尿病が改善すると言っておきながら、それがうまくいかない場合にはインスリンをとっとと使っているわけです。


患者さんのためにはそれで正解です。

インスリンの初期導入療法です、これによって膵臓のβ細胞が十分に休養を取れるので、インスリン分泌能が改善します。

厳しいカロリー制限とマイルドな糖質制限も奏功して、おそらく内臓脂肪も減っていますのでインスリン抵抗性も低下していますから、漸減的にインスリン投与量を減らして、離脱しても尿糖の排出は減っているわけです。

決して「糖質負荷が糖質代謝能を改善せしめた」わけではないと考えられます。



・・・というふうに、私は完全に時代の違う人間として、背景知識の量も異なりますし、山川先生たちを直接存じ上げる機会もないので色眼鏡なしに見ることができます(糖質制限を推奨するものとしての色眼鏡があるであろうことは否定しませんが)。

ですが、白い巨塔の中で「徒弟制度」に従って医療に携わっていると、先輩の、ましてや教授クラスの人たちのおっしゃることは金科玉条です。

***
ふりかえってみると,あの時代に,このような糖尿病食事に着眼された先生のご誓眼にいまさらの如く驚きを覚えるとともに,これこそ臨床家の究めうる最高の香りの高いご業績であろうと,深い感銘を覚えるものである
***

山川先生を師と仰ぐ斉藤先生としては、尊敬するがゆえに、先達の業績を最後まで冷静には評価できなかったのでしょうね。

先達を尊敬し、その業績を褒めるのは良いことですが、「科学」としてきちんと評価する目は失わないでいたいものです、これは私ももちろん同じことで、私自身のこの考えにしても正しいかどうか、時間をおいてもう一度評価するべきだと思います。

科学的な論評もお待ちしています。



糖質制限ダイエット ブログランキングへ


それにしても、影浦先生にしても山川先生にしても、マイルドな糖質制限とカロリー制限では効果が見られない重症糖尿病患者に対しては、速やかにインスリン治療を開始するあたりがさすがです。

もちろん、経口血糖降下剤が豊富な現代と異なり、この時代にはインスリンしか治療薬がなかったということもあります。

ですが、スーパー糖質制限をしないで糖尿病を治そうとするのであれば非常に適切な治療方法だと思われますし、患者さんのためにいろいろ考えて診療・研究を進めていたのだということはよくわかります。。


彼らの考察と実際の診療結果を元に、我々は「インスリン初期治療後に糖質制限に持ち込む」という治療方法をとることもできているわけです、先達の努力と工夫、そしてそれを記録してくださっていることに感謝いたします。



スポンサードリンク
2013年1月16日 11:34

スポンサードリンク

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://xn--oqqx32i2ck.com/mtos/mt-tb.cgi/244

コメント(30)

昔の文献を読むのも骨が折れますが、いろんな見解を書いてくださり、読むのも楽しみです

こういった文献にもtryしてみてください

http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1075031/1

臨牀医学講座第39輯,金原商店 1936
坂口康蔵

精神科医Aさんとカルピンチョ先生のコメント読んで不思議です。

1920年代(影浦医師)でも1936年(坂口医師)でも、『糖質制限』で大丈夫と言っているのに、
いろんな反対派は「最近流行りの『糖質制限』はダメ!」と言う。

ちっとも最近じゃないじゃないですか!

横から失礼します。

軽度のⅡ型糖尿人の元理系のしんといいます。
40代半ば男性です。スパー糖質制限で一年半ぐらいです。、10キロ以上痩せましたが、カルピンチョ先生のブログ記事どおり20~30パーセントのリバウンド中です。

経口の血糖降下剤を使う必要がいろいろな経済的事情により生じたからでしょうか?
また、インスリンも昔は人インスリンをバイオテクノロジーで製造できなくて、動物由来だったそうですね。
今のインスリンはいろいろなものが開発され使い勝手が格段に良くなったそうですね。

ここら辺の過渡期に、いろいろな利権が生まれ、さらに糖質制限で血糖コントロールをする医師の臨床技術(難しい技術だと思います)が失われたのではないのでしょうか。

しかし、当時の医師は科学的な基礎情報が少ない中で、臨床により、糖質制限にたどり着き実践されていたことには敬服いたします。

いまの理療現場もそうなると良いのにと切に思います。

ご返答ありがとうございます。

今日の記事も大変興味深く読みました。

 良い結果を得られたマイルドな糖質制限と早期インスリン導入と離脱も、もととなる基礎理論が間違っていたのでうまく根づかなかったのでしょうか。

 長期の合併症云々を考えないのであれば、インスリンで高血糖を抑えるだけのほうが簡単ですし、入院治療期間も短くなりますね。医師の能力にも左右されにくいですね。

 やはり時代背景というものがあるのだなあと勉強になります。
 当時は社会保障制度も今よりも整備されていなかったでしょうから経済的にも入院治療は難しかったのかもしれませんし、入院治療を急性の病気以外で受ける発想は患者側にもなかったようにも考えられます。
 やはりそのはざまで経口血糖降下剤は普及したのだなあと感じます。
 また平均余命が今ほど長くなければ経口血糖降下剤の長期の安全性や効果はそれほど評価を下す必要がなかったのかとも思います。インスリンに関してもそうだったでしょう。

 しかし今は当時と違い寿命も長いです。生化学的な基礎もわかってきました。臨床から糖質制限の結果も出てきてます。
 また、カルピンチョ先生が書かれる予定の記事の糖質制限ができない条件や体質もある程度分かってきているようです。
 
 さまざま難しい世の中になってきていますが、臨床の現場からも糖質制限の押し上げがあることを期待しています。

 私も知り合いには糖質制限を勧めるのですが、先生も書かれているように、理系の方以外には説明がとても難しいです。薬で血糖を下げているのでそれでよいとか言われてしまします。やはり医師の助言、治療でないと信じてもらう事はなかなか難しいです。

 私自身は、元主治医に「食後高血糖は気にしなくて良い」と言われました。また、栄養士にタンパク質の多い食品の魚を一単位ほど多く摂取した(その分炭水化物を減らした)ことを注意され、元主治医にそのことに弊害はあるのだろうかと聞いたところ、考え込まれ「ない」と言われたました。
 糖尿病で血糖値が高いことがいろいろな合併症を起こすという認識でしたし、血糖のコントロールができなくなっている病気なはずなのに、食後に限って高血糖を気にしなくてよい道理はないです。高糖質カロリー制限の食事療法で体調も悪化しましたし、言われること治療が明らかにおかしいと解りました。
 自分で調べ始め糖質制限に行き当たりました。
 自分が懐疑的で理系な人間でよかったと思います。


 リバウンドやはりしました。
 でも体調はそう変わらないし、BMIも24付近ですのでそれほど気にはしていません。
 これ以上増量するようなら、カロリー制限も少しはしなくてはと考えます。
 もしくは少し筋トレしようかなあと。

ご返答ありがとうございます。

 食品交換表ができた当時はタンパク質や脂質も血糖値を上げると考えられていたようなので(あってますかねえ)、カロリー制限に重きを置かれていても仕方ない側面があるとは思います。
 歴史を紐解くのは面白いですね。
 基本的な食事に、付加食を加えるなんていうやり方もあったのですね。
 これが普及すれば良かったのになあと思います。
 とてもフレキシブルでよいなあと感じます。
 必須の栄養は摂って、そこに好きなものを食べたす、総合のカロリー制限はする。
 またこれが普及すれば、どういった栄養バランスが糖尿病の治療に良いか結果が出ますね。

 それに糖質制限をするからといって事実上の診療拒否を受けずに済むのにと。
 私は元主治医に糖質制限をする限り何の保証もできないといわれましたから。

 それまでは元主治医に今までの患者の中で一番勉強をしているといわれていましたが。
 
 中途半端に知識があったので、訴訟リスクでも警戒されたのかもしれません。
 日本には本当の意味での自己責任の概念が一般化されていません。
 医師はとてもリスクの高い職業になるのでしょうね。
 
 アメリカの糖尿病学会では選択肢の一つであるというような話もしました。西洋人と東洋人では体質が違う例えばインスリンの分泌能力は西洋人は高い、ともいわれました。
 
 私はインスリン分泌能が低い日本人にこそ糖質制限が向いているといいましたが。

 徒弟制度には徒弟制度の良いところはあります。
 技術の伝承には良い仕組みかもしれません。

 あるお偉いさんの医師は、今の医療制度は医師の能力にかかわらず同じ治療効果が出るようにできている、と賜っておられました。
 もしかしたら医師の世界では技術の伝承は軽視されているのでしょうか?
 安易に薬に頼らぬ、血糖コントロールという意味で、先生が紹介されていた方法が伝承されれば良かったのにと思います。
 今の糖尿病治療は悪平等ですから。
 その結果糖尿病患者はとても不利益を受けます。
 どんなに糖質制限をして合併症を封じ込めても、保険にすら入れません。よって住宅ローンもとても難しいです。
 今の現状では私が保険の規約を作ったとしても、糖尿病患者は加入不可にする事でしょう。
 
すいません少しネガティブな事を書きすぎました。
ご容赦ください。

 先生のいわれるようにBMI24なので、それほど気にしません。
 満腹は良くないのですか。私はついつい満腹するまで食べます。
 記事を期待しています。
 
 ありがとうございます。
  

 ご返答ありがとうございます。

 いろいろたくさん書きすぎましたね。すみません。

 江部先生のブログに自民党で糖質制限ダイエットが流行っているとの記事がありました。
 自民党は政権を奪取しましたので、少しは期待できるのでしょうかね。
 林芳正農林水産大臣が一番の成功例だそうですね。
 もっとももう既に「大臣がコメを食べないとは何事だ」と関係団体からクレームがついているようですけど。
 厚生労働大臣には以前の阿部政権でついているそうで、また再びついていただけないかと思います。
 でもきっと製薬会社や関係団体は官僚の方々の天下り先だったりするのでしょうかね。
 でも厚生労働大臣だったら「大臣がコメを食べないで糖尿病予防をするとは何事だ」とは言われないですよね。きっと。
 
 カルピンチョ先生や江部先生が言われるように、糖質も大事で有用な栄養素です。精製されたものを大量に頻回摂取すると弊害が出るだけですよね。
 
 また私や多くの糖尿人のように体質的に糖質の代謝が弱いと、糖尿病を患うのですよね。

 どんな物事にも正負の側面があります。
 それの両方を認識したうえで、功罪を考えて、物事を選択しなければいけにということですね。
 なかなかそういった議論が発展しにくいですね。
 原発問題なんかでも、以前は絶対安全と絶対危険という議論になっていました。

 糖質に関しては米に関しては、世の中には絶対必要なものである、だけど少なくとも、糖尿人、糖尿病患者にとっては危険でできるだけ避けたほうが良いものです。
 治療食として医学的にも世間一般的にも行政としても、糖質制限食を認めてほしいと切に願います。

 そうすると先生が言われるように多くの患者が救われますし、不必要なお金も医療行政に費やされなくなります。

 そうなのですか、医師は行政の下っ端という側面があるのですか。
  
 そのなかで糖質制限を保険診療の中で取り入れてくださっている医師達がおられることを感謝します。

 自由でフレキシブル、そして自己責任で、糖質制限による血糖コントロールが誰でも保険医療で受けられることを望みます。
 
 ありがとうございます。
 
 

> 「誰でも同じ医療ができる」
> 今の医療制度はそういう形になってますね、完全にお役所仕事になっています。

これ、良い方向ならいんですけどねー
「誰でも同じ医療ができる」て範囲のやつて
対外、むしろやらないほうがいいじゃない?
てレベルの多くないですかね?

※ 消毒してみたりw

本当ですね。豊かに生きたいです。

私はもうすでに糖尿人です。カルピンチョ先生が言われるように昔の伝統的日本人の生活ができないのなら糖質制限するしか幸せになる方法はありません。
それに、私自身は糖質制限をしてみて気がつきましたが糖質に対する欲求は比較的強くありませんでした。それよりも肉魚チーズ卵のようなたんぱく質脂質に対する欲求のほうが強く、今の食事に以前より幸せを感じています。今まではそれらのものをカロリーが高いからと抑制していましたから。

林大臣の件失礼しました。記事にされていたのですね。

ぜひ医療費抑制のためにも糖質制限を糖尿病の治療のためだけでもよいので認めていただきたいです。

そうですね。ほかの分野のことには詳しくありませんが、今の糖尿病治療はレベルの低い治療者、患者に合わせた悪平等ですね。すべからく悪化して薬漬け合併症になる治療が基準ですからね。
残念なことです。

そうですね。

不自由な保険医療の中で、異端視される糖質制限治療を指導される医師達を尊敬します。

大人の輪に加われた気分です。

 そうですか。
 
 私は元主治医には、糖質制限を始めて二週間ぐらいでそのことを告げました。
 効果が出る前でタイミングが悪かったかもしれません。

 しかし、今日の記事、当時は大変なことになっていたんですね。
 あれもこれも食べるなとは。しかし、生理学的事実が解っていなかったので、致し方ない側面もあるのかもしえませんね。
 恐ろしいことですが。
 
 私の元主治医は糖質だけが血糖値を上げることは知っていました。
 しかし、ケトアシドーシスの事を心配するばかりで、「責任は持てない」となったようです。
 
 効果が出てから告げればよかったです。
 「何でも言ってください、こんなことを言ったら叱られると思うようなことでも言ってくださいね」と言われていたので、真に受けました。
 
 

そうですね。

守備範囲を超えているとは思いますね。


結構若い先生で、理性的でやさしそうで柔軟なような気がしていました。
が、そうでもなかったみたいです。

大人の知恵が足らなかったですね。

うちの奥さんは、医師にどう言えばいいだろうかとと心配し、糖質制限のことは隠したほうが良いとの考えでした。

私はよりよい治療を受けるためにはきっちり食事内容は伝えたほうが良いという考えでしたが。ストレートすぎたようです。

想定範囲から出たところで本当の治療に対する話し合いが始まると思ったのですが。

私は糖質制限を続けるといい、彼は私のために出来る事はあるのだろうかといいました。

血液検査等だけして経過観察して欲しいと喉元まで出掛かりましたが、それは失礼なことであろうと思いとどまりました。
紹介状だけ書いてくださいとだけ伝え書いていただきました。

そうですか。
失礼には当たりませんか。
そういう方法もあったかもしれませんね。

しかしもう一年以上前の事ですし。
少し遠方の医師ですが江部先生のブログに載っている医師に経過観察を半年ほどしてもらい、数値は正常範囲内になりました。
近隣の他の医師にまた血液検査と経過観察を頼みたいとは考えているのですが、そういう頼み方で大丈夫でしょうか?

ありがとうございます。

機会を見ておねがいをしようと思います。

やはり、近隣にホームドクター的な医療機関がないとちょっとした病気や予防接種などのとき困りますので。

いちいち血糖値が高めなことや糖質制限の説明をしなくてはいけませんので。

近隣の耳鼻咽喉科で糖質制限の話をしたら、食事制限で血糖コントロールできるならとても良いことだといわれました。
ただここの医院はめちゃくちゃはやっており待ち時間がとても長いのでお願いするには至りませんでした。
歯科医では糖尿病の事と糖質制限で血糖コントロールしていることを告げると、それが歯槽膿漏等の回復に良い影響が出ていると歓迎されました。実際歯はボロボロぐらぐらだったのがしっかりしてものがきちんとかめるようになりました。

経過観察をしてくださる医師を近隣で探します。

ありがとうございます。

ありがとうございます。

内科以外ですか。

耳鼻咽喉科と整形外科には一応通院していた医院があります。
両院とも先生はとても親切なのですが。
整形外科の先生はいいよ糖尿病の方も見てあげるよと言ってくださってはいたのですが。
整形の方は完治しましたし。
結構医師の少ない地域に住んでいる事もあって、耳鼻咽喉科や整形外科はものすごく混んでいます。
気軽に専門外の診療だけを頼める雰囲気にないです。
大変な待ち時間で数分も診察時間がないです。

一番すいているのは内科なんですが。(がらがらの医院を幾つか知っています)

融通の利く医院探します。

そうですよねそんな理由では診療拒否できませんよね。

ありがとうございます。

ありがとうございます。

 一軒は、少しおっかないおじいちゃん先生のやっている医院で、看護婦さんも薬剤師さんも受付もいません。
 患者さんはいるんだろうか?というところです。
 
 もう一軒は冬季は子供さんの患者さんがいますがそれ以外は結構すいています。看護婦さんは数人います。
 先生は50代ぐらいで、歯は真っ黒でかなり痛んで不健康そうです。
 何で流行らないんでしょうかと、地元の人に聞いたら「ちょっと人間的に・・・・・」と言われました。

 どっちがいいですかねえ。

 いろいろあたってみます。

 ありがとうございます。

コメントする

(お気軽にコメントして下さい☆丁寧にお答えします。コメントは承認されるまでは表示れませんが今しばらくお待ち下さい。)

糖尿病と糖質制限

関連エントリー

糖質が文明を育み、維持してきたのにどうして今敵視されるのか
カロリー制限と糖質制限は糖尿病の異なる食事療法 混ぜるな危険!
毎日糖質を摂取しないと脳の発育が悪くなるほど人間は弱い生き物なのか?
健康な胎盤も胎児も 成人より高いケトン体値の中で育まれるという事実
妊娠糖尿病の妊婦さんの食事でも糖質は必要不可欠な栄養素ですと?
ベイスンによる食後高血糖低下の効果が弱くなってきたんですが?
夏休みに始めてみたらどうでしょう?
2型糖尿病を指摘された人を待ち受けているトラップ
1型糖尿病の人が糖質制限する意義
1型糖尿病患者さんの糖質制限の成功率は?
マイルドな糖質制限とプチ糖質制限食、スタンダード糖質制限食
糖尿病の食事療法 脂質食療法と飢餓療法
糖質制限食で逆に具合が悪くなった糖尿病の患者さんたち
食品交換表の誕生 1963年に始まった現代の糖尿病食
世界と日本における糖尿病食事療法の変遷
インスリン初期導入療法は画期的な新しい概念などではない
山川式食事療法 これもまたマイルドな糖質制限食なのです。
影浦式食事療法の補足2: 実はマイルドな糖質制限食だった
影浦式食事法の補足1: 糖質制限と糖代謝能
糖質摂取しないと糖質代謝能が落ちるという理屈 症例報告編 
糖質摂取しないと糖質代謝能が落ちるという理屈 理論編
正月のお雑煮 都道府県によって糖質量がすっごく違う(^_^;)
インスリンを糖尿病初期から使うことの是非
内臓脂肪とインスリン抵抗性と慢性炎症と熱ショックタンパク質に関して その1
1型糖尿病の患者さんがタンパク質を食べても血糖値が上昇する理由
クローズアップ現代で放送された糖質制限について
クローズアップ現代で紹介された糖質制限で悪影響が出たケースは栄養失調
糖質制限の長期的効果を調べる研究にお金を出してくれそうなところは?
糖質制限の長期的影響を追跡するにはどうしたらいいのか?
インスリンがなかった時代の糖尿病食はどのようなものか?


プロフィール

carpincho3

50代の男性医師です。低糖質ダイエットを実践してその効果に驚き、このサイトを作りました。

連絡先はこちら↓
carpincho3blanco3@gmail.com 
(全角の@を半角の@に変えてください。)

私のブログをまったく読まずに一方的に質問を投げかけるのはおやめください。 いただく質問の答えは、ブログ内の記事、あるいはコメントでのやり取りに記載されている場合が多いと思います。 量が多くて読むの大変だから、ということであれば、知恵袋などの質問サイトをご利用なさってはいかがでしょうか。 また、コメントへの返信やメールへの返信は「無償の善意の第三者」としてやり取りさせていただいているつもりです。 自分の家臣に問いただす殿様みたいな非常識な投げかけは、ときに無視しますので、あしからずです。 コメントやメールには医学的に間違いないようにお答えしたいと思いますし、急に忙しくなって対応できないこともありますので時間がかかる場合があります、ご了承ください。


サイト内検索

当サイト内の記事を検索が出来ます。

記事総数: 295
コメント総数: 3376
スポンサードリンク
糖質制限関連おすすめ書籍
ウェブページ
リンク
読者の皆様へ

糖質制限がうまくいかない人は明らかに一定数存在しますし、その方々の存在を否定するつもりなど毛頭ありません。
人はそれぞれ遺伝子が違い、環境が違い、そのアプローチに挑むときの年齢や健康状態も違うのですから、同じことをしても同じ反応が出ないのは当然のことだと思います。 私も、そのことについては頻繁に言及しています。

しかし一方で、記事一つ一つは、異なる人へ向けての異なるメッセージです。
すなわち、個別記事というものは、どういう人々に何を伝えるか、ターゲットを明快にして書くものだと私は考えています。
そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
その場合、その記事はほかの人に向けられた記事であると、スルーしていただけたらありがたいです。

よろしくお願いします。

ぽっちゃりも糖質も菊芋におまかせ ↑宣伝ヽ(´▽`)/
スポンサードリンク